リクシルの玄関ドアを採用している一軒家において、鍵の交換を検討する理由は防犯性の向上や鍵の紛失、経年劣化による動作不良など様々です。まず知っておくべきは、リクシルのドアは旧トステムブランドの流れを汲んでおり、シリンダーの形状が非常に多岐にわたるという点です。一般的なシリンダー交換のみを専門業者に依頼した場合、費用相場は二万五千円から五万円程度になります。この費用の内訳は、新しいシリンダーの部品代と作業工賃、そして出張費で構成されています。一軒家の玄関ドアは防犯性を高めるために上下二箇所のダブルロックになっていることが多く、この場合は二個同一キーのセットを交換するため、部品代がその分高くなります。部品代は鍵の種類によって大きく異なり、一般的なディンプルキーであればセットで一万五千円から三万円程度ですが、より高度なセキュリティを備えたモデルや、ドアの厚みや色に合わせた特殊な仕様の場合はさらに高額になることもあります。また、リクシルの純正品を使用するか、美和ロックやゴールといった鍵メーカーが製造している適合品を使用するかでも価格は変動します。交換作業自体は専門業者であれば三十分から一時間程度で完了しますが、ドアの型番が古い場合や、廃番になっている部品の代替品を探す必要がある場合は、事前に現地調査が必要になることもあります。費用を抑えるポイントとしては、複数の業者から相見積もりを取ることや、出張エリア内の地元の鍵店を選ぶことが挙げられます。また、鍵穴に不具合があるだけでなくハンドル全体の塗装が剥げているなどの場合は、シリンダーだけでなくハンドル一式を交換するプランもあり、その際の費用は五万円から八万円程度を見込んでおくのが現実的です。リクシルのドアは非常に堅牢ですが、鍵は精密機械であるため、十年前後を目安に交換を検討するのが住まいの安全を守る鍵となります。築十二年になる我が家のリクシル製玄関ドアの鍵が、最近どうも回りにくくなってきました。専門業者に見積もりを依頼したところ、出張費込みで四万円ほどかかると言われ、家計への負担を考えて自分で交換することに挑戦しました。結論から申し上げますと、リクシルのドアは適合するシリンダーさえ正確に特定できれば、DIYでの交換は驚くほど簡単です。まず最初に行ったのは、ドアの側面にあるフロントプレートの刻印を確認することでした。そこには「QDK668」や「QDK751」といった型番が記されており、これとドアの厚みを測ることで、ネット通販で適合する交換用シリンダーを特定することができました。リクシルの純正部品を扱うショップでは、シリンダー二個セットが二万円弱で販売されており、業者に依頼するのと比べて工賃と出張費の約二万円を節約することができました。作業に必要な道具はプラスドライバー一本のみです。ドアを開けた状態で側面のネジを外し、プレートを取り除くと、シリンダーを固定しているピンが見えてきます。このピンを抜くだけで古いシリンダーが外れ、新しいものと差し替えることができます。上下二箇所の交換を合わせても、慣れない作業ながら三十分もかかりませんでした。
リクシル玄関ドアの鍵交換にかかる費用相場と手順の基本